東北から北陸にかけては連日大雪の予報が出ています。信州も北信の中野飯山地域に大雪警報が出されたりしていますが、その煽りを受けてでしょうか、普段では雪の少ない東信地域も、里に降雪、日中も気温が上がらないので、雪原もどきものが現われています。
いつも浅間を仰ぎに行く御牧ヶ原の農大農場も雪原の中、リンゴの木は寒対策に藁に巻かれて寒そうです。でも、浅間山を望むには絶好のロケーションになっています。
御牧ヶ原の「牧の広場」も望んでよく出かけるところですが、こちらも雪原のような眺望です。いつも行くクルミの1本木も雪の中にぽつんと立っています。向こうに浅間連峰が望めます。東方向には蓼科山・八ヶ岳を雪原の向こうに望めます。
翻って西方、霧ヶ峰方面、車山のレーダー観測所のドームが見えます。その隣りに美ヶ原高原が続いています。
ふと振り返ると、自分の足跡だけが残る雪原。戻ってきたところも自分だけの足跡。クルミの木まで雪に埋まりながら歩いた足跡。まるで「道程」。
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ、自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ 僕から父の気魄を僕に充たせよ この遠い道程のため」とは大袈裟か。久しぶりに青春の時代を懐かしく思い起こしました。