祝神社の近くに長野市から「長野市景観賞」を受け、景![イメージ 1]()
観重要建造物として指定を受けている「八田家」というのが目につきました。文化庁の「登録有形文化財」にもなっているとの表示があります。松代市内にはこのような建造物が多数見受けられますが、ついつい見落としがちになります。
八田家は、松代藩御用の商家だったとのこと。貴重な歴史的文書が多く残されていると言います。
八田家 松代十万石の藩財政を支えた豪商
宝永四年(1707)創業。初代孫左衛門は、呉服商、酒造業他多角的な経営を展開し隆盛した。天保の飢饉時は四代目嘉右衛門が藩財政を支援した。また京から陶工を招き、窯業を興すなど藩の殖産興業や文化に貢献。同家からは俳諧にすぐれた文人も輩出している。江戸末期には蟄居中の佐久間象山を経済的に援助した。維新後、六代目知道は松代銀行(第六十三銀行)頭取となる。その後、歴代当主は、松代町長、商工会議所会頭などの要職に着いた。
現在、約九百坪の敷地に、薬医門や母屋の他、長さ二十間、横二間、四つの入り口と十個の窓がある土蔵が建つ。
通りに面した堅格子戸(松代格子)は細かい簾造りでその趣きは見事です。