小諸は信州でも、日照時間の長い土地で、雨・雪は少ない方です。だから、先月の15日の大雪は歴史に残るほどの大雪でした。70代のご老人たちが皆、今まで経験しなかった雪だと言っています。公的な発表でも積雪104センチと言うのですから、普段とは飛び抜けた積雪でした。
ちょうど歯科医への通院のために、帰省していて、19日にはインプラント治療が一段落したので戻ろうとしたのですが、まだ道路状況が危険とのことで諦め、週末22日戻ることにしました。一週間も経つのでもう除雪してあるだろうと思ってのことでした。
ところが、公道は除雪車で一応、車が通るには支障がなかったのですが、別荘地内に入ったら、まだ除雪がされておらず、積雪のままではないですか。しまったとばかりに、どうしたものかと管理事務所に飛び込み、情報を得たところ、居住者の居るところだけは緊急に除雪してきたとのこと。明日の昼までには全域に除雪車を入れたいとのこと。
ところで、お宅には地元の方が来て、独自に除雪路を開いていると伝言を頼まれているとのこと。携帯電話の番号を知らされ、連絡したところ、教会の教友が出て、大丈夫だから来いとのこと。急いで行ってみたところ、確かに居住者の家まで除雪車が入っており、そこから我が家まで300メートルほどが手づかずになっておるところを、踏み慣らして歩いて行けるように懸命に歩道を馴らしていてくれました。先端に車の置く場所も確保してくれていて、大助かりでした。
さっそく歩いて家に入り、孫たちが来たときに使ったソリを持ち出し、それに荷物を載せて、家へ運び入れるという、雪国らしい経験をすることになりました。
ところで、ガレージがやっとのこと持ちこたえて居ながらも、ねじれが生じて今にも落ちそうな状況。ヒヤヒヤしながら、やっと降ろしてあげて、無事を得ました。結局、事務所でも気の毒に思ったのか、その日の夕刻に除雪車が配され、たいしたもののです、一往復するだけで、車が通れるだけの道が開け、ホッとしました。
都会育ちの家内は、すっかり上気して、面白い、楽しいとばかりに、ガレージ上の雪を降ろしていましたが、雪降ろしに伴い危険性を考えるとヒヤヒヤものでした。上の大屋根から滑り落ちる雪の量が半端でないのです。反対側のベランダに落ちた雪が残ったままです。年末か痛めていた右腕に無理が掛かったか、ますます痛みが激しくなって辛い!