現役時代の上司が亡くなられたとの連絡が元同僚から入りました。葬儀ではなく、お別れ会として居住地の那須で行われるとのこと。現役時代には大変お世話になった方でもあり、何とかして列席したいと、急遽帰省して新幹線で家内と一緒に行って来ました。７７歳とは今時では早逝だと残念に思えました。
(出棺後の静かになった式場)
葬儀はご家族で終わってのお別れ会かなと思って行ったのですが、そうではなく、葬儀そのものを宗教に頼らないように行う「お別れ会」でした。内容的には、キリスト教式に似て、焼香を献花にして参列者が故人の冥福を祈るものでした。友人代表という、地元の学校時代からのお友だちの送辞と寄せられた弔電の紹介だけで、あとは参列者百人以上という方々の献花に十分時間をかけるという、質素で潔いものでした。
このような地方の地でも、こういった新しい様式ができることに、新生日本の将来を暗示しているような気になりました。