八月は日本にとって平和を念じる特別な月です。教会では、七・八月の一聖日を平和礼拝として守ります。この日の礼拝は子どもと大人の一緒にした礼拝ですので、子どもたち、それにその保護者もお出でになりいつもと雰囲気が変わったモノになります。礼拝中に、「戦争体験者のお話」を入れ、教会員の中から奉仕をお願いしますが、戦争体験者も高齢化し、また少なくなってきていて、毎年その選定に苦労します。今年は、よく知られている、上野動物園での象の物語を戦争体験のある役員教会員からしてもらいました。秋山ちえ子さんの朗読で好評を得ている物語です。
戦争を迎えて、凶暴な動物が檻を飛び出したら大変だという政治の流れに押され、次々と動物が処分されていった暗い戦中の物語です。なかなか死なない象については、最後は餓死させるという手段によって処分されたと言います。食べ物を欲しがる象は、最後の力を振り絞って、芸をして見せるというくだんには、子どもたちもシーンとして聞き込んでいました。
礼拝後、例年のとおり、デイ・キャンプをセットしており、教会学校の保護者、幼稚園児やその保護者などの協力も得て、カレーの昼食の後、ゲームや木工遊び、折り紙、プール遊びなど、ものたくさんなプログラムをこなしました。一時、ざっと激しい雷雨に見舞われましたが、その後は快晴に恵まれ、幼稚園庭いっぱいにフォークダンスに興じて、花火の打ち上げで占めました。
幼稚園に最近整備された大型遊戯も園児のみならず卒園した小学生にも人気でした。子どもたちには冒険が必須という幼稚園長の方針に従って整備されたものです。