荒船山神社里宮を探して国道254号内山のコスモス街道を走っていると、射撃場方面への案内板が寂しそうに立っているのを見かけます。ちょっと興味を持って、覗きに行ってみました。神社の近くに、大部古めいた施設に見えますが、知る人ぞ知るで、射撃趣味人には格好の場のようです。地元の猟友会が管理しているそうで、大会等のない日は一般の人も使えるようです。さすがに射撃となると、住宅街ではできません。内山の集落を山際まで奥深く入った山懐のようなところにあります。縁りある浅間と八ヶ岳と名付けられた二面の射撃場があります。
二面に整備されているクレー射撃で使われる、クレー発射装置がずらりと並んでいますが、誰もいない時でもこれを見るとちょっと緊張する思いです。クレー射撃とは、素焼きの円盤であるクレーを飛ばし、その打ち落としを競うゲームで、この射撃場はその国際基準を満たしていることでシューターに人気のある射撃場と言われます。
射撃というと、麻生財務相が得意がっていることを思い起こします。なるほど贅沢な趣味なのでしょう。とてもじゃないが一般人には手が出ない趣味ですが、雰囲気は味わえます。
ところで、現役の時代、少年の非行事件を扱っていたとき、ヤクザ集団に入ってしまっていた少年が、組の成人に連れられてフィリッピンへ行って射撃で実弾を打って面白かったと言っていたのを思い出しました。そんな側面のあるこの分野、管理は綿密にお願いしたいものです。銃剣所持に厳しい国のあり方、それなりに価値ある制度でもあると思ったりします。